9月29日(日曜)、東京で開催された講演会を聴きに行ってきました。

「ジーシー特別講演会
 健康なかみ合わせを考える〜日常臨床における診断と治療〜」

講演内容はというと・・・

東北福祉大学教授 東北大学名誉教授 渡邉誠先生
『かみ合わせを測定する〜バイトアイの開発とその臨床における効果〜』
タッピングで筋活動のバランスをみること、ICP(咬頭嵌合位)とPCP(生理的中心位)を比較すること、顎関節症の患者さんではICPではなく、PCPを参考にみていくこと、ICPでは接触点数よりも接触面積を左右・前後のバランスをみること、の大切さを述べておられました。

くにみ野さいとう歯科医院 斎藤善広先生
『チェアサイドにおける咬合接触の評価〜質の高い咬合を求めて〜』
顎関節症の患者さんでは左右のバランスが悪いこと、また健常者ではPCP, ICP, C-ICPの差がほとんどないこと、咬合は中枢・筋・顎関節が複雑に関連していることを述べられておられました。

貞光歯科医院 貞光謙一郎先生
『客観的な基準から咬合を考察する〜バイトアイの臨床応用〜』
日々の臨床でバイトアイを用いて咬合診断をしっかりされて治療をしている臨床症例は非常に参考になりました。

最後に本多先生が『咬頭嵌合位の重要性〜咬合・補綴治療空考察』という題で講演されました。
臼歯の咬合面形態、犬歯の舌面形態の大事さをはなしされておりました。

 各先生の話はとても参考になり、日々の臨床において非常に学びとなりました。
今日学んだことを患者さまの治療に役立てるよう、ますます頑張ります!