前日に続き。。。4日、東京・品川コクヨホールでの “INTERDISCIPLINARY治療”の講演会に行ってきました。

INTERDISCIPLINARY治療とは、医療のさまざまな専門家がチームを構成して頻繁にコミュニケーションを取り合い、共通の治療目標を持って行う治療のことです。

まず、石部先生が歯のウェアについて講演され、erosionの患者の咬合再構成ケースを提示されました。すごく丁寧に治療されていました。私自身は下顎前歯部のラミネートベニアの予知性を危惧していたのですが、数年後やはり破折しておりました。

次に、矯正専門医であるKOKICH先生が、ガミースマイルの診断基準についてのお話と、前歯のINTERDISCIPLINARY治療についての3ケースを提示されました。

今回の講演会では、アメリカで活躍する歯科医師の 日本とアメリカの歯科事情について の話もありました。日本でもアメリカでも良い所と悪い所がありますが、両国とも医療レベルは非常に高いと思いました。 また、日本の歯科医師に足りない所は英語力とlogic(論理)であると述べられていました。

非常にレベルの高いお話で大変参考になりましたが、欧米人とアジア人の骨や歯肉の厚みなどの違いをきちんと考慮したうえで治療しなければならないとも思いました。

また明日からの臨床の参考になりそうです。そして、世界に羽ばたく国際歯科医師に向けて改めて英語をもっと勉強しなければ!と目標が定まった有意義な東京での2日間でした。