第32回の顎咬合学会の学術大会で講演をさせていただいたところ優秀賞の受賞の通達がありました。

演題は「咬合再構成症例」Occlusal reconstruction case

「日々の臨床において我々は主訴の改善のみだけでなく、一口腔一単位で口腔内の診査診断をし、包括的な治療計画をたてて治療をおこなう事が重要であると考える。

また治療計画をたてるにあたって基礎資料を採得し、その資料を分析し、診査診断をする事が予知性の高い治療となることから当院では応急処置をおこなってから包括的な歯科治療の必要性を患者さんに説明して納得、同意していただいてから治療をおこなっている。

臼歯部が咬合崩壊した患者さんには咬合の再構成をおこなわなければならず、その際には前歯の誘導路の確立と、臼歯部の咬合接触の確保、また顎関節の安定と神経筋機構の調和を考え修復処置を施術しなければならない。

今回、咬合接触点分析装置、顎運動機能測定装置、筋電図を用いて客観的評価の下、治療することができたので、若干の知見を加えて報告をおこなうこととする」

という内容です。

このような素晴らしい賞を受賞出来たのも、日々の臨床においてアドバイスしていただいた先輩の先生方、及びいつも私を助けてくれるスタッフのおかげです。

今後もこの賞の名をけがすことのないよう日々野臨床に真摯に誠実にとりくんでいきたいと思います。